甘い秘密をそっと教えて?


そして慌てて否定しようと


「…じゃなくて…」


途中まで言いかけたアタシの言葉を樫原くんが遮る。


「水曜、全然オッケー。
まさか了解してもらえるとは思ってなかったから嬉しいなあ」


本当に調子よく嬉しそうに言う。


なんか都合のいい解釈してるなあ、
このひと。


でもまあ、
なんか。


そんな彼の弾んだ声を聞いてたら、
やっぱり嫌だって言い出しにくくなってしまった。



ま、いっか。

少しだけなら。


アタシには他に好きなひとがいるってこのひと、
わかってて言ってるんだろうし。