甘い秘密をそっと教えて?


まあ、今までもいろいろあったけど、
彼はこんなことで感情的になるなんてありえない。

うん、うん。


ひとり納得しながらいろんな想いが交錯する中、
彼はいつまでも笑い続ける。


「もう…、
笑いすぎですよ…。
だから樫原くんとは…」


やっと笑い終わった彼は

「…わかってるよ」

そう言った。



彼は腕時計を見ながら話す。


「そんなに時間がとれなくて…悪い。
これが頼まれてた広島までの…」


そう言いながら支店長はカバンからクリアファイルを取り出した。


そして何枚もテーブルに書類を並べて説明を始める。