やっぱりみんなと一緒に行って先に帰るとか、 そういうことにすればよかった。 いや、その前にやっぱり断ればよかった。 そう思いながらアタシは階段をゆっくりと下りて重く古い木の扉を開ける。 店内は階段よりももっと明るくカウンター席やテーブル席。 明るい洋楽が流れ店のスタッフのひとが忙しそうに料理や飲み物を運んでいる。 「あ、ヒカリ! こっちこっち!」 アタシに気づいたアヤメが立ち上がり大きく手を振る。 あーよかった。 ちょっとホッとして彼女の席のほうへ行く。