きみの心はいつも泣いているね



そう、ずっと…



ずっと続く雨のように



このままだときっと…



きっとその雨は雪へと変わっていくだろう



そして、その雪はきみの心を凍らせていく



僕は指できみの雨を拭ってあげたい



手できみの雪を受け止めてあげたい



腕できみの凍った心を抱きしめて溶かしてあげたい



でも、僕にはその指も手も腕もないんだ…



あるのはきみの心を見つめる目だけなんだよ…



だから今、僕に出来ることは目をそらさずにきみを見守ること…



きみの心に触れることのできる指や手や腕が得られるその日まで



ずっと…