「パパ?冗談だよね…?」



パパは鼻水と涙を垂れ流しなから
私達家族に土下座している



上原莉子。18歳。
私は今人生で一番の絶望を感じている




「本当にすまない!」


「すまないって私達どうしたらいいのよ!」


ママは軽いヒステリックになっている




そもそも何故こんな状況に
なっているのかと言うと

パパの働いていた会社が
倒産してしまったからだ


そのおかげで私達一家は路頭に迷う
事態に陥ってしまったのだ…




「私…学校辞めないといけないの…?」


自分で言って涙が出てきた



「それはパパが何とかするから…」



今一番信用できない言葉を
パパが口にする