彼ハ知ラナイ【短編・完】





山本くんが寝てから、あたしも寝た。



腕がしっかりと背中に回っていて、出られなかった。









あたしは、この関係を早くどうにかしたい。






あたしがそう思っていることなんか、彼はきっと知らない。