そして、今は卒業式の真っ最中。 央璃は、車椅子で俺の前にいます。 さすがに、長時間立っていることは、医者に禁止されているようです。 「ねぇ、慶太。」 「何だ?」 「…ありがとう。」 いきなりの言葉にびっくりする。 でも、 「俺の方こそありがとう。」 ふたりで笑いこう告げる 「「これからも迷惑かけるけど、よろしくッ!!」」