松山くんは…
ただただ私を包むだけで
何も言わない。


私は…
涙が止まらなく
喋ることもできない。


静かな夜の空の下。
私の嗚咽だけが響いている。





「…ごめん」

ポツリ
松山くんが話し始めた。