「まったく…本当に二度とするんじゃないぞ」
「…はい」
「ハァ…早く帰りなさい」
結局…私は何をやってたんだか…
どうしてこうもいいように事は進んでくれないのか…
あぁ…それでも、
私は小さな願いに賭けてしまう。
「あ、屋上に忘れ物をしたかもしれません。取ってきてイイですか?」
先生の許しを得て、私はゆっくり階段を上がっていく。
いる…なんて思えないけど、
万が一でいてくれるかもしれない。
万が一じゃなくて億が一かもしれないが…
私は…確かめたかった。
これでいなかったら…
私のこの気持ちは諦めてくれるのかな?
カチャ…


