屋上に着いた私は花火を一列に並べ 順番に火を点けていった。
花火は打ち上がり、空できれいな青が咲く。
それを見て私は一筋の涙が零れた。
私は自分で青い花火を咲かせたことに自分で感動してしまっていた。
私が…こんなきれいなものを咲かせた…。
誰かに…誰かにこの感動を伝えたい!
そう思って…最初に浮かんだのは松山くんだった。
彼は…見てくれただろうか。
見てくれるのか?
彼はまず私のメールを見て、
この花火を見て、
この場所に来てくれるのか?
私は嫌われている。
あのメールを見てくれただろうか。
見たとして次に花火に気づいてくれるのか?
気づいて…来てくれるのか?
私はとんでもなく大きな奇跡の成功を望んでいたのだ。
奇跡に奇跡を重ねて奇跡を作り上げる…
そんなことが起こるわけないじゃないか…
そんなに奇跡が起こるなら あの時の夜、奇跡が起こってもよかったはずだ…
私はだんだん下を向き始めたがドアが開く音がして顔を上げる。
嘘…


