彼の驚きっぷりにさすがの私も引いてしまったが これはもう確実なのではないか? 松山くんも前世の記憶がある 前世で愛し合い、結ばれなかった2人は 現世にも記憶を刻み、再び出逢うなんて… 「…ひろたか様…なんですね?」 私はそっと彼の髪を撫でた。 するとその手を彼は叩き ゆっくりとこちらを見ながら… いや…睨みながら立ち上がった。 「そうか…覚えているのか…だから…だからまた私などに近づいたのですね…」 私はひろたか様の状態におののき、叩かれた手を握り一歩後ずさる。 「ひろたか…様?」