「ひろたか様…」
月の下の小さな密会。
身分の違いで結ばれない二人。
でもあきらめることなどできない。
それほど愛してる。
「…みふゆ様…こんな私と…一緒にいてくれますか…?」
「ひろたか様…あなたがいい…あなたと共にいることこそが私の願いです…」
お互いがお互いを求め合っていることを確認する密会
二度と離れないようにきつく抱きしめあい別れの時間が近づく
「…もう時間なのですね…ひろたか様…」
いつものようにそっと男から離れる女
その手を掴み
「明日は月が蒼くなるそうです。そのときまたここで…私はもうあなたと離れるのが…あなたが隣の殿様とご結婚されるのが…つらい…」
「ひろたか様…どこで…その話を…」
「私と共にいきましょう?」
男の切実な想い
結ばれないからとあきらめることなどできない
女の目からは綺麗な涙が溢れ出す
「…蒼き月の夜…私はあなたについていきます…」


