目を冷ますと
病室には
夕日が差し掛かっていた
腰に重みを感じ
見てみると
わたしの腰を
枕にして寝ていた
霸瑠の姿があった
体を起こし
霸瑠の寝顔を
眺めていると…
「…ん?…」
「霸瑠? 起きた?」
「あっゴメン
寝ちゃってた(苦笑)」
霸瑠の
顔色悪くない?
「霸瑠?」
「ん?…コホッ」
「大丈夫?」
「…何が?」
自分の場合は
直ぐに隠すんだから
「体調
悪いでしょ?」
そう言って
霸瑠のおでこに
てを当てた
相当熱かった
「平気だよ?」
「霸瑠だって
体強い方じゃ
無いんだから
無理しないの」

