翌日の朝は 回診に来た 先生によって 起こされた 低血圧な 私にとって 人に起こされるほど 嫌なことはない 「柚おはよう」 「ん…」 「気分はどう?」 「昨日の夜よりは…」 「じゃあ 聴診するね」 「ん…」 「ちょっと 喘息のおと聞こえるけど 苦しい?」 「ううん… 全然苦しくない」 「そっか じゃあ今日は 昨日以上に 安静にしてて?」 「うん そう言えば 今日は 霸瑠来るよ?」 「良いけど 部屋からは 出ないでね?」 「はぁい」