直ぐに着替えて
タクシーを呼んだ
思いのほかタクシーは直ぐに来て
智を支えながら
病院へと急いだ
龍には連絡してなかったから
受付を通して
待合室に智を座らせた
「大丈夫?
直ぐ呼ばれると思うから…」
「ゲホッあぁ
なんかゲホッゴホッ自分の病院に
診察でくるってゲホッ
変な感じゴホッするな苦笑」
「もーそんなこと考えてないで
じっとしておきなさい笑」
「迷惑ばっかゴホッかけて
わりぃなゲホッ」
「迷惑じゃないの
いつも言ってくれるでしょ?
ごめんねじゃなくて
ありがとうだよって」
「さんきゅゲホッ」
そんな話をしてると
直ぐに智の名前が呼ばれた
やっぱり心配だったから
智と一緒に診察室にはいった
診察室に入った瞬間に
しかめっ面をして見ている龍の
顔が目に入った

