しばらく天井を見てぼーっと
していたけどあまりにも暇すぎて
智が読んでる本の表紙をみた
すごい難しそうで表紙には
医療辞書とだけかいてある
サイズはコンパクトで
そういえば
前に龍が私に白衣をかけてくれたとき
やけに重くて胸ポケットを
覗いたらあれらしいのが
入ってたような気がするな笑
「ケホッケホッ」
智の本を見ながらひとりで
思い出にひたってたら
咳が出てきてしまった
「大丈夫か?」
すかさず智が本を下ろし
私の顔を見た
「ケホッ大丈夫、ケホッケホッ」
「どうした?喘息か?」
「ケホッゴホッううん
風邪ゴホッひいてるから」
「一回起き上がろうか」
そういってすぐに私のベッドの
背もたれを上げてくれた
「ゴホッゴホッ、ハァーゴホッ」
「ゆっくりで良いからな」
「ハァーゴホッゴホッ、フゥー」
「ゆっくり…その調子な」
「ゴホッハァー…フゥーとも」
「ん?どうした?」
「もうへーき…ケホッケホッ
少し息苦しいけど
風邪の時とおなじだから」
「そうか よかった」

