my sweet love


静かな部屋に扉が開く
いつもより大きめの音が
響き渡った

「大丈夫か?柚」

「龍ありがとう」

「何が?」

「来てくれて」

「当たり前だよ
で…何があった?」

「寝てたら目が覚めて
吐き気したから戻しちゃって
そしたら荘が入ってきて
暫く吐いてた…」


「荘熱計ったか?」

「今から」

「とりあえず計ってからだな」

そう言われて
脇に体温計を挟まれた

私は大分体力を失い
もうヘトヘトだった

そんな私を見かねてか
「横になっていいんだぞ?」
と言ってくれたから
「うん ありがとう」
とだけいって横になった

そんなとき体温計が音を立てた


「とるな」
そう言ってから取った
龍の顔は何とも言えないような
とても微妙な顔だった

「8度2分で
下がってはいるけど
やっぱり完全に下がるまで
ここだな…ごめんな柚」

「何で龍が謝んの?
私が悪いんだから
謝んないで…?」

そこで荘が口を入れてくれた
「あの二人も少し良くなれば
ここに出入りも
出来るようになるからな」

「ほんと?うれしー!
だから龍は謝らないで?
ただそばにいて?」

「おう」
龍が笑顔になったから
安心した