診察台に横になっていると 点滴を持って先生が近づいてきた 「刺すね?」 プスッ 少しの痛みを感じた 「やっぱり入院に なっちゃうよ?」 「わかってる」 自分でも少し先生に 八つ当たりをしているのが分かる 「じゃあ今はとりあえず寝てて 終わったら病室行こ?」 私はうなずいて目を瞑った 私は目を瞑りながら 先生との出会いを 思い出していた