龍が出て行ってから
ますます喘息は
出るぎりぎりまでに達していた
そんなときくしゃみをして
気を抜いた瞬間に
出てきてしまった
「ゴホッゴホッゴホッゼェー」
2人が寝てるから
なるべく小さな音にして
すぐに吸入を探して手に触れたとき
それをおとしてしまった
だから熱と喘息で
限界になりつつある体に
ムチを打って下に下りて
吸入をとったは良いけど
もう立ち上がれない…
体が地面に張り付いたように
動かなくて、
それに加えて吸入をしても
一向によくならない喘息
ほんとに息が保たないと
思ったとき…
ガラッと聞こえ
廊下の光が中に入ってきて
「柚?」
という愛する声が
聞こえてきた

