my sweet love



そんなとき
悠も目を覚ました

「おはよう悠」

「お”はょぅ」

龍に返した悠の言葉は
のどを痛めてるようで
ガラガラだった

「大丈夫か?
のど辛いよな診せて?」

抵抗もせず悠は口を開けた

「ひどいな
来たときに智がたんは
吸ってたのにな…
とりあえず熱計ろうか」

悠は頷き脇に挟んだ

「そういえば悠
今智はオペ中なんだ
俺らしかいなくてごめんな」

「大丈夫」
ガラガラの声で悠は答えた




ピピピピッピピピピッ

「みせて」

私、覇瑠、荘が見守っている中
龍は悠から受け取った

「8度2分だな
覇瑠と柚とたいしてかわんないな
三人とも安静絶対な?」

「はぃ」
「はーい」
「うん」

と三人バラバラな返事をした

「それじゃあまたくるな
あっ柚は酸素マスク
外しちゃだめだからな?」

「ぅん」

私の答えを聞いてから
荘と龍は病室を出て行った