my sweet love



ピピピピッピピピピッ
ガラッ

私の体温計がなるのと
龍が来たのはほぼ同時だった


「大丈夫か?ゆず」

ぐったりしている私を見て
心底心配している表情のりゅう

「今は大分落ち着いた
いま体温計ってたとこ
なんどだった?」


荘に言われ確認すると
38度の文字

見ているだけで吐き気がする

黙って渡すと
「点滴持ってくる」
といい残し荘が出て行った

「大丈夫か?」

「ぅん なんとか」

「熱も大分出てきたな
心臓の点滴は
一応したけど副作用
大丈夫か?」

あぁこの吐き気は
熱からも歩けど一番は
薬か…

「ちょっと…」

「ん?
吐き気あるか?」

私は黙って頷き
こう続けた
「でもまだ大丈夫」

「昼も食べてないから
ホントはなんか口に
してほしいけど無理だろ?」

「…ぅんごめん」

ガラッ

謝ったときに荘が戻ってきて
私の腕に点滴を追加した