~翌朝~

夜中中浅い眠りを
し続けていたせいか
窓のないこの部屋でさえ
朝を感じ起きてしまった

携帯をみればまだ五時…
いつもなら喜んで起きる時間
でも今日は寝不足でねれるものなら
いつものあさしゃんの
時間分多く寝られる

それに昨日のせいか
体が熱を帯びていることも分かる

ドアの隙間からリビングの光が
少しだけ届いているから
龍は起きていると思う
だから悠を起こさないように
リビングに出た


「龍、智おはよう」
リビングですぐに二人の姿を
見つけた

「おはよう」

「おはよう柚
大丈夫か?ごめんな悠の為に」

「大丈夫だよ。
あたしも学校行きたいから(笑)」

「柚」

「何?龍」

「ホントにダメになる前に
連絡しろよ?」

「んー出来たら」

「向こうで倒れたら悠に
心配かけるだけだからな」

「はぁぃ…」

「点滴しとくか?」

「ぇ…?」

「智の部屋で
今なら起きる前にやりはじめて
着替えに悠が智の家に
もどってるときに終わるぞ」

「分かった」

そう言って智の部屋に
行って点滴を刺された