「柚ちゃん?」 「はい」 「今、龍が こっちに来れないんだって だからどうする?」 迎えに来てもらわなくても 「歩いていけるよ?」 「分かったわ じゃあ今担任の先生に 言ってくる 鞄は霸瑠ちゃんに用意して もらってるから 柚ちゃんは龍に メールでもして伝えておいて」 「はい」 ガラッ その言葉を残して 美穂ちゃんは保健室から 出ていった