起きた頃には
さっきまで窓から
入ってきていた明かりは
無くなっていて
カーテンが閉まっていない
この部屋からは
真っ暗な外の景色しか
見れなかった
でもさっきまであった
怠さや熱のせいで
フラフラしていたのは
無くなったように思えた
私は
元気になって良かったと
ホッと胸を撫で下ろした
そして
何か忘れてはいけないことを
忘れてしまったような
そんな気がして
考えを巡らせた
そこでハッと思い出した
寝る前に聞いた龍の電話
龍はどこかに行っちゃったのか
どこに行ったのか
すごく気になって龍の姿が
見たくて直ぐに部屋から出て
リビングを見渡して
龍の姿を探した
そんな姿を気にして
智が声をかけてくれた
「ゆず?どうした?」
「龍は?」
「あぁゆずが寝たあと
直ぐに呼び出されちゃって…」
「そうだったんだ
良かったーフゥー」
「何で?」
「寝る直前に
龍が誰かと電話してるのが
聞こえたから」
「そっか
直ぐに帰ってくるさ
だから俺と待ってよーなー」
「うん」

