起きるとすでに
夕方だった
霸瑠の方を見ると
さっきまでより
顔色が悪くて汗びっしょりなことに
気がついた
うなされてる霸瑠をみて
いやがると思いつつ
ナースコールをした
ガラッ
「どうした?」
「霸瑠が苦しそうで」
「そっか
一様点滴は持ってきたから
俺が霸瑠ちゃんの体温
計るから柚も計って?」
「はぁい…」
「はい」
龍に渡された
体温計を脇に挟み
鳴るのを待った
ピピピピピピピピ
ピピピピピピピピ
数秒差で
二人の体温計がなり
見てみると
8度8分だった
「霸瑠何度だった?」
「9度8分だった
点滴するか
柚は?」
「8度8分だった」
「微妙に下がったけどなぁ」
霸瑠に点滴をしながら
どうするか聞いてきた
「出来ればやりたくないけど…」
「けど?」
「しんどいのと肺が痛い…」
「しんどいか…
肺の方も熱下げた方が
痛みも減るからな…
点滴するか?」
「…うん」
龍に点滴をされると
直ぐに眠くなり
龍に撫でられながら
眠りについた

