刹那音



…梓だからいいけど。


これ普通ありえない。

だって俺達中二だから、そろそろちょっとありえないよな。


「あ、何?ヤらしい事考えてんの?」

「…んなこと考えてません」


梓は笑ったあと、おやすみーと言って寝てしまった。

しかも俺のベッドで。



仕方なくソファの上で毛布にくるまる。