私は貴方に近付き、絆創膏の手の甲を見せて笑った。 「この傷の責任とって下さいますよね?」 大袈裟に悲しがる振りをして見せれば、貴方は酷く困った顔をした。 そんな顔をするから私の様な人に付け込まれるんですよ? こんな傷すぐ治ってしまうのに、それでも優しい貴方は心苦しく思ってくれる。 どこまでも素直で純粋ですね。 「痛みますか?」 そっと私の手の絆創膏に触れて、揺れる瞳で問い掛けられる。 あぁ、貴方の瞳が揺れるのは怒っているからじゃなく不安からなんですね。 新発見。