そんな幸せな時間は
あっという間で気づけば7時。


「送ってくよ」


「え…??」


「お母さん達が心配するだろ」


「…うん」


上着を着ると、玄関に郁斗くんは行った。


「ほら。柚衣」


あたしは寂しい思いでいっぱいになりながら
あたしは玄関に向かった。


「また明日会えるから」


「うん…」


靴を履くと部屋を出ていった。