2か月後。


あれから、遥は
ちょくちょく休むようになった。


「なぁ、柚衣」


「ん??」


「進路用紙出さなくていいのか??」


「あぁ…うーん…」


最終進路を書く進路用紙とにらめっこ。


大学にいきたい。


専門学校にも行きたい。


「郁斗…は??」


「留学」


「へぇ……えっ!!」


「えってなんだよ」


「嘘…」


「嘘じゃねぇよ」


郁斗は進路用紙をあたしに出した。


"留学"


って綺麗な字でかかれていた。