次の日。 あたしたちは遙たちを誘って、 パンフを見ていた。 「ここは??」 「うんうん」 「俺、ここ行ったことある」 「なら止めよっかぁ…」 なんてやっていたら、 もう夕方になっていた。 「ここは??」 遥が指さしたのは、 古い町並みが売りの京都の一角だった。 「いいね!!」 「ならここにするか」 あたしと、圭介が同意すると、 郁斗も頷いた。