風呂上がりなのか、
髪をタオルで乾かしながら寝室に入ってきた。


「起きるんなら、一緒に入れば良かった」


「何言ってんの…っ」


「遅刻するよ、学校」


あの…。


あたしの身体、行ける状態では
ないんですけど…。


「分かってるから。着替えられる??」


「…うん」


「お姉さんが届けてくれた」


紙袋を渡すと寝室から出ていった。