優しくほどいてくれる、
郁斗の手と距離の近さでドキドキする。


すると、郁斗があたしの胸に手を当てた。


「めっちゃ言ってんね」


「なっ…なななな」


「やば…抑え利かないかも」


「ちょっ…まっ」


「…なーんて冗談だよ」


スッと手が離れると帯が落ちていった。


あたしはあわてて取ると、
風呂場に猛ダッシュした。