私は無意識の内に震えていた。 「あっ あげは!!あげは!気をしっかりして!!あげはここにいていんだよ!」 由樹・・・・・ あ 私またやっちゃったんだ・・・ 「ごめん 由樹 もう大丈夫。」 私は人の悲しい顔を見ると自然に心が凍っていく。 そして鮮明にあの言葉とあの光景が蘇えってくる。 「あげは・・・・もう行こうか。」 「うん ねぇ私もう帰りたい。 だからパパとお母様に挨拶してくるから由樹ここで待ってて。」 「分かったよ」