†蝶龍†―1―


椿か、1番大きいとこだな。


さて着物に着替えるか。



「お母様 ただ今帰りました。」



バタバタッ



「あげは お帰りなさい。


今日は特別だからこの着物よ。」




あ 黒地に赤い蝶がえがかれた着物。



これはこれから私が仕事に着るものになるだろう。



シュルシュル


髪を元の紅色の髪に戻して、サイドで一つに結んで、黒の簪で留めて、カラコンも外して元のシルバーに戻して完成。



「お母様 ありがとうございます。」


「いいえ、あげは綺麗になったわね、母さんは嬉しいわ。」


「フフッ ありがとうございます。 行ってまいります。」


「いってらっしゃい。」