「あげは様、お体大丈夫ですか?」

「大丈夫だ。皆心配し過ぎなんだよ」

「あげはが、自分のことなのに心配しなさ過ぎるから、皆その分心配なんだよ」



・・・・・・・分かってる。 


だからこそ、なんだよ。



いつ自分の身体に限界が来るか、もう分かってるんだよ。




「だから、今だけは私の自由にさせて」


「あげは・・・・・・・・・、分かったよ。
今日はこの話はおしまいね。行くから、バイク乗って」


「うん・・・・・・、ありがとね」


「クス あげはは頑固だからね」




ありがとう、由樹。それが君なりの気遣いだから、ありがたく貰っとくよ