†蝶龍†―1―


「ふっ 3日で見破るなんて、あげはは洞察力が優れてるんだな」



奏に褒められた。


さっきまで喋ってなかったくせに、ちゃんと話は聞いてるんだから、なにかもっと言えばいいのにな。



「確かにね~、僕の笑顔は怜以上に完璧だから、あげはちゃんにバレるなんて思わなかったよ」


「俺は区別が出来てるから良いんですよ。奈留はいつでもその笑顔で、いつになったら本当の笑顔が見れるんでしょうね」



確かにその通りだな。いつか本当の奈留の笑顔が見てみたいな。



その時まで、私がここにいるか分からないけどな。



離れたら、今度会うときはきっと
敵同士だろうからな。