「うわーっ! キラキラしてる!」
ラメ入りの飾りにそーっと触れる男の子。
「ふわぁ...。めんどくせー...」
大きなアクビを零して、気怠そうに頭を掻く男の子。
「2人とも早いねー」
遠くにいたけど、2人に駆け寄る。
ちゃんとスーツ着てるし、ヘアスタイルもバッチリじゃん。
「歩ーっ」
とたとたと、可愛い笑顔であたしに抱きつく椿くん。
小さい力であたしのお腹あたりに、頬をスリスリしてくる。
あたしは、そんな椿くんの頭を優しく撫でる。
その光景を、冷ややかに見つめる桐。
「どした?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…