一瞬にして、大きかった鼓動は鎮まる。
そして、がら空きの椎の鳩尾にパンチを。
「うっ......」
呻き声をあげて、咳き込む椎。
「全く。大人になったんだから、そういうところも空気読みなさいよねー」
痛みに堪える姿を睨む。
外見は変わってるのに、どうして中身は子供のままなのよ!
呆れて何も言えないよ。
「俺だって心配だったんだからな?! 連絡は途中でなくなるし。8年間ずっと、連絡なしだったくせに!」
ムキになったように、あたしを睨みながら言う。
あたしが一番弱いところ。
したくても出来なかったんだから...。

