数分経って、あたしは椎を離した。 「どうして、こんなところにいるの?」 頬に残った涙を拭いながら問う。 「何でって...ここのゲストだから?」 首を傾げて笑う仕草は昔と変わらない。 ん、と紙を渡され目を通す。 "今大注目の姫宮ホールディングスの若社長との対談" へー...。( でも、大物人物って程でもなくない? 少しだけ考え込む自分。