【完】あたしが君を守るから







そっと彼へと手を伸ばし、帽子を取る。




懐かしいブロンズカラーの猫っ毛の髪。




漆黒の瞳があたしを優しく見つめる。










「会いたかったよ......椎...」







気付けば瞳からは涙がこぼれていた。




椎の存在を確かめるように、強く抱きしめる。





懐かしいバニラの香りがあたしを包む。