「あーっ! 歩ー!!」 1階に降りると、すぐに椎に見つかった。 「お前なぁっ! 急に、鳩尾にしやがって...」 「痛いっ、痛いって椎!!」 ぐりぐりと頭に拳を作って、間接を当てる。 それがもう、結構痛いのよ!! 「まーまー。落ち着けって、椎」 宥めるように司が言う。 すっと頭から拳を離す。 「しいっ...」 慌てて顔を見上げると、司を睨んでいる椎。 止めようとすると、 『いい。睨まれても仕方ないんだから』 と司が視線で伝えた。