【完】あたしが君を守るから






そして、笑顔で銃をあたしの額に付ける。




冷たい金属の感触。





「もう、怯える力も残っていないんだ」




すると、エレベーターが動き出した。




つまらなそうに言うと、銃をエレベーターに向ける。




何をする気...?




「椎を呼んだ。歩が危険な状態だって。そして、再会したあとに仕掛けていた時限爆弾で会社もろとも爆破する」



笑顔で司は述べた。



警戒して司を睨みながら、腕時計をくるくると回す。




腕時計に内蔵しておいた小さな刃。




それで縄を切っていく。




手を切らないように、そっと...。




「あの扉が開けば、椎は死ぬ」




ニヤニヤ笑う司。