それから悠は、宅配でペンダントを送ってきた。





『これが唯一、あの子に残せるものなんだ』と紙に残して。





現実を知らないからって...




こんな仕打ちがあんのかよ...。






今でも、誰かに愛されていることを知らないこの子は






幸せになれるのか?





親の愛を知らないこの子を、俺は強く抱きしめた。