ペアを誰か組んでくれないか、考えていると。 手招きする先生。 え? あたし? 訝しみながら、自分を指指して返す。 そうそう、と頷く先生。 イスから立ち上がり、先生の元へ行く。 「すまないが、これを図書室まで運んでくれないか?」 英語の少し厚い本を指す。 「どうして、先生が返しに行かないんですか?」 納得いかなくて、すぐに言い返す。 口を閉じて、苦い顔をする先生。 「...あの図書室、丹雫が仕切っていて、返却期間を過ぎると厳しいんだ...」