溜息を零す。 「Ich auch!」 待ちきれない様子で、大きな高い声を放つ。 一瞬にして、頭の中に入ってくる。 頬を膨らませて、あたしを睨んでる。 こうしても、怒れないのは子供の特権だね。 ふーっ、と溜息をつく。 「仕方ないなぁ。何が食べたいの?」 ミシェルちゃんの目線の高さに合わせる。 でも、言葉がやっぱり通じなくて、"?"マークを浮かべている。