【完】あたしが君を守るから






......。




――――とたとた




足音があたしの後ろを付いてくる。




どんなに歩いても、音は消えない。




くるりと後ろを向く。




「キッチンまで一緒に行く?」




目線の高さを合わせて、微笑んでミシェルちゃんに問う。




すると、ニコッと可愛らしい笑みを浮かべた。




「Ja!」




この子供の笑みは、キュンキュンしちゃう。




ギューッて抱きしめたくなっちゃうもん。