「シー?」 心配そうにあたしを見つめる。 「うんっ」 ニコッと微笑んで応えた。 椎の発音は簡単だったみたいで、そのあともずっとシーッ、シーッて呼んでた。 ミシェルちゃんの親御さんや、ボディガードの人は見当たらない。 ミシェルちゃんが何者なのか、いつ帰るのかも分からない。 でも、言葉が伝わらなそうで止めた。 「じゃあ、あたしはキッチンに行くからねー」 そう伝えて、応接室から出る。