家に着くと、上杉さんがドアを開ける前に椎は降りた。 「美人さんだったらいいんだけどーっ」 ニヤニヤしながら呟く椎。 あたし...椎と考えてること一緒なんだ...。 男の椎と同じ発想...。 それに、あたしが美人じゃないのは分かってるけど、そんな目の前で期待したような顔しないでよ...。 段々、苛々してきた。 「美人でも、どうせ椎は相手にされないと思うけどねー?」 つい、嫌味な口調。 「なんでだよ?!」 「だって、相手は年上の美人さん。あたしたちは、まだまだ子供なんだから」