当たっているのは、手の平...。 「熱はないけど、具合悪い?」 この声は、椎...。 触れていたのは、椎の手だったんだ。 「ううんっ、悪くないよ...」 慌てて笑顔を作り、鞄に教科書を入れる。 「ふーん...」 納得したように、手のひらを額から離す。 ずるすぎ。 遠いなんて感じさせといて、こういうときだけ近づくんだから。