今まで見たことのない、すごく鋭い目。 恐くて...何も言えなかった。 視線を落としたまま、ベッドから降りる。 出て行く前に、一度だけ椎を見た。 目線を合わせず、溜息をついていた。 ――――パタン... 扉を閉め、床に座り込む。 あたし、何かしたかな...。 あんなに悩ませる程、何かしたのかな。 分かんないよ...。